集成材の耐久性

つくばで木造住宅を建てたいみなさん、ぜひ知っておいてください。

前回お話ししたように、集成材は大手ハウスメーカーを中心に現在建てられてる木造住宅の70パーセント程で採用されています。

木の乾燥による変化が生じづらいという理由から集成材が採用されているのですが、集成材にもデメリットはあるのです。しかも致命的なデメリットが。

一つ目のデメリットは耐久性です。

何百年も前に建てられた木造建築は、現在もたくさん残っています。

それは、木がとても耐久性に優れた建築資材であることを証明しています。

当然ながら、これらの建物に使用されているのは無垢材です。

現在多くの木造建築が集成材で建てられていますが、昔の木造建築のように何百年も持つのでしょうか?

答えは、ノーです。耐えられないでしょう。

なぜなら、集成材はその耐久性を全面的に接着剤に頼っているためです。

接着剤の強度のピークは接着した瞬間です。その後はどんどん劣化していきます。

実際、接着剤の剥離事故は多数発生しています。

しかも、判明していないものもたくさんあるはずです。

完成した家の床の中や壁の中に入ってしまったら、家を壊すまで確認できないですからね。

恐ろしい話です。

つくばで注文住宅を建てるみなさんは気を付けてくださいね。