さて、大工の仕事のお話しの後編です。
最近では、昔ながらの大工仕事のできない大工さんが増えていて、その理由は大手ハウスメーカーの家づくりにあるとお伝えしました。
そして、大手ハウスメーカーの家を建てているのは誰なのか?という問題です。
その答えは、全国各地にいる工務店です。
大手ハウスメーカーは大工さんを直接雇ったりはしませんので、全て下請けの工務店に任せます。
全国各地でたくさんの家を建てるためには、工務店も数が必要です。たくさんの工務店を集めれば、その中には技術レベルもまちまちです。施工レベルの差は小さくないのです。
nしかし、大手ハウスメーカーとしては完成した家の品質に問題があっては困ります。
そこで、技術レベルが低い工務店でも建てられる家にしたのです。
可能な限りハウスメーカーが自らの工場で家を製造します。そして、現場の工務店はそれを「組み立てる」のです。大工さんがつくる家ではなく、現場で組み立てる家なのです。
技術の差がでるようなカンナがけやノミの仕事は不要になり、組み立て屋としての大工さんが増えてきたのです。
私としては、やはり大工の技術を発揮できる木の家の方がやりがいがあります。
ぜひつくばで新築をご検討中なら、木の家を建ててみませんか?