木造住宅は弱い?

最近は鉄骨の家も多いですよね。

つくばで新築する人でも、鉄骨が多い気がします。

なんか、木造の家は弱いと思っている人が多いんじゃないかと思うんです。

本当はそんなことないんですけどね。

だって、何百年も前に建てられたお寺がたくさん残ってるんですよ。しかも日本中に。

それなのに、「木は腐るから弱いんでしょ?」「木造はシロアリが心配・・・」と思われてるんですよね。

確かに、土台が腐っている家やシロアリの被害にあっている家もあります。

でも、それは「木造だから」の一言では片付けられない問題です。

同じ木造でも、何百年も持つ建物もあれば、20年程度で腐ってしまう建物もあります。

この差は何なのでしょうか?

答えは、通気にあります。

木材は風通しのいい場所を好みます。風通しが良ければ、木材は長持ちするのです。

逆に、湿気の多い状態だと、木材は腐りやすくなります。シロアリが好むのも湿気の多い環境です。

昔からある寺院などの建物を見ると、建物の床下が広々してますよね?

今の住宅みたいにコンクリートの基礎ではありません。

石(束石)を並べて、その上に直接木の柱(束)が立ててありますよね。

それだけ風通しがいいのが、木造建築が長持ちする秘訣なのです。